時間はわたしを灼いて あの透き通る白と桜色は 黒ずんでもう浮かばない 足は地にはりつき 重く立ち尽くしている 奇跡は 掴み取った現実にすぎなかった これからも生きていかなきゃ 次は 何を 掴めばいいのだろう 少し遠いところに 擦り切れた無限の選択肢 はるかかなたの唯一に向かって泣いたあの頃は もう後ろにある 選ばなくちゃいけない これからも生きていかなきゃいけないから 腕の傷は結局消えなかった それでも腕を切らなかった人たちと一緒に 生きていかなきゃいけない もうない桜色 傷のある腕 どれを目指せば 掴めるだろう あの頃とは比べれば近い だけど遠くて目が回るよ |